不動産投資の初心者はまず「土地」に注目するクセをつけて欲しい理由

2020年10月12日

「不動産投資」というと、特に不動産投資の初心者の方はマンションとかオフィスビルとか土地の上の「建物」に注目しがちですが、基本は「土地」に注目すべきです。

何よりも建物が存在するためにはその土地を所有(利用)する権利がないと、建物は空中に浮いた存在になっちゃいます。

そして、「土地」といっても不動産投資を考える上で重視しないといけないのが「立地」です。

もちろん「形状」とか、建物の用途に応じて広すぎず狭すぎない「大きさ(面積)」も大事です。

でも、土地の形状が不整形のため本来の「主たる用途」に使えない「潰れ地」が発生したとしても、「従たる用途」として利用できる場合があります。

例えば、「主たる用途」がマンションの場合、潰れ地部分にゴミステーションという「従たる用途」を配置すればいい場合があります。

また、土地の大きさ(面積)が狭い場合でも、階層を高くして「高度利用」することで問題なく利用することが可能です。

この場合はもちろん都市計画法とか建築基準法といった法令基準に即していることが前提です。

対して「立地」というのは、ほかの何かでカバーできません。

極端な例ですが、駅前など人通りが一程度見込める立地だから「遊戯施設」「娯楽施設」というのは流行るのであって、山奥に作ってもお客さんは来ないし流行りません。
また、単身者用のワンルームマンションも日本全国どこでもいいわけでなく、人口(厳密には単身者)が増えているエリアでないと空室だらけになってしまいます。

このように不動産投資のことを考えるときは、まず「土地(立地)」に注目する必要があります。