不動産投資の初心者が融資に際して自己資金はどの程度必要か?
不動産投資の初心者の方がどのような規模の不動産投資にチャレンジするにしろ、最初のステップは「目標を設定すること」です。
目標設定とは、
- 不動産投資に使える資金はいくらあるのか(いくら準備できるのか)
- その資金を活用してどの程度の収入を得たいのか
を明確にすることです。
不動産投資を行うためには「物件価格の2~3割程度」の自己資金を用意する必要があると一般的にいわれます。
もちろん頭金がゼロでも物件を購入するための融資が受けられます(フルローン)。
また、場合によっては仲介手数料や事務手数料・司法書士への報酬・各種税金などの諸費用についても借入金で賄うこともできます(オーバーローン)。
しかし、諸費用について金利の低い不動産投資ローンは適用とならないことに注意です。
また、自己資金に余裕がないと、空室が増えたり金利が上昇したりする局面では返済総額が増えてしまって金融機関からの融資の返済が難しくなる場合もあります。
なので「自己資金に余裕を持つ」ことが失敗しない不動産投資の第一歩といえます。
不動産投資を行うための資金が準備できたら、その投資で得たい収入額を検討します。
自己資金を十分用意しないで、金融機関の融資による借入金を中心とした無理な投資をすればリスクは高まります。
用意できた自己資金と無理のない借入金の範囲内で目標とする収入額を決めることが不動産投資での最初のステップです。