不動産投資の初心者が検討している土地に自然災害があったか確認するには?
不動産投資を考える上で「土地(立地)」は重要視する検討項目です。
不動産が存在するために「土地」は必ず必要なものです。
また、その不動産の機能性が十分に発揮されるためには、その不動産の用途に適した「立地」であることが必要です。
このように不動産と「土地」は切っても切り離せない関係ですが、この日本国内で不動産は「自然災害」とも切り離せない関係にあります。
過去1600年分に国内で起きた自然災害を地図上に示していて、その概要を簡単に知ることが出来るサイトがあります。
防災科学技術研究所が公表している「災害年表マップ(https://dil-db.bosai.go.jp/saigai2016/)」です。
※このURLをクリックするほか、下の画面をクリックしても「災害年表マップ」に移ります。
対象となっている自然災害は416年から最新時点まで(この記事の作成時点では2019年まで)に起こった
- 震災
- 火山災害
- 風水害
- 土砂崩れなどの斜面災害
- 雪氷災害
などで、各自治体の地域防災計画に出ている過去の災害記録を基にしています。
このサイトの使い方です。
年表の目盛を検索したい年に合わせると、その年に起きた災害の発生場所に災害の種別に色分けされた丸印が示されます(四角印は災害記念碑を示しています)。
この丸印をクリックすると、その災害に関するデータが表示されます。
過去に自然災害が発生した地域は今後も起こりうる可能性があります。
特に実物不動産投資を検討する際は、収支状況や利回りの分析も大事ですが、それ以上に過去の自然災害データを基にした「立地リスク」についても確認しておいたほうがよろしいかと思います。