不動産投資の初心者におすすめのREITでの公募増資はリスク?チャンス?

2020年11月8日

REITで不動産投資の対象となる物件というのは、何も管理の手を入れなければ経年劣化で価値が下がっていきます。
そのため、既存物件のメンテナンスやリニューアルによる価値の維持・成長、新規物件の新規取得を行わなければ、投資家に配当する分配金は減少していきます。

配当金が減少していくような投資商品だったら、投資対象にはなりません。
そのため、「公募増資」という形をとって、市場での不特定多数から新たに資金調達をする必要性が出てきます。

これは「投資口数が増える」ことを意味するので、この投資口数の増加に見合うリターン(利益)が確保できないと、1口当たりの分配金が減るリスク(希薄化リスク)があります。
つまり、これまで「100の利益」を10人で配分していたものが、増資によって投資口数が100人となったにもかからわず、「利益が500」なら1人(1口)当たりの分配金が減ってしまうわけです。

そして、REITは利益の90%以上を配分することになっていて内部留保されることはない商品構造になっているので、増資は頻繁に行われるものです。
つまり、REITのリスクの一つがこの希薄化リスクなのです。


ただ、公募増資は「チャンス」でもあります。
それは、オォォッツ!と「のけぞるような」利益が見込める優良物件の取得が目的の増資のようなケースです。

例えば、コチラで紹介した『新宿三井ビルをREITに売却』したニュース
「不動産投資の初心者におすすめしたいREITはどこで買える?」

このような世間で話題になる物件だと、口当たり配分が増える可能性は高まります。
もちろん大々的に報道された投資物件だから、必ず分配金が増えるとは限りません。

特に投資経験が浅い初心者だと情報の質のチェックは難しいのが実情でしょう。
そのような方は、事業者や証券会社に直接尋ねるとセールス攻撃に遭うのでは?と不安を覚えるかもしれません。

そういった時の相談相手がコチラ

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