不動産小口化商品のデメリット

前回の記事「不動産投資の初心者にオススメの不動産小口化商品のメリット」とは反対に、今回は不動産小口化商品のデメリットについて解説します。


 

1.選択肢が少ない

まず、不動産小口化商品は比較的新しい投資商品です。
そのため、実物不動産投資と比べると購入できる投資商品の種類はそれほど多くはないというデメリットがあります。

また、種類が少ない割に希少性があるので人気が殺到しやすく、なかなか購入できないというケースもあります。

2.融資が使えない

一般的な実物不動産投資ならば、物件の評価額に応じて融資を受けることができる可能性があります(投資対象物件を担保にして)。

一方、不動産小口化商品の場合、物件を担保にして融資を受けることができないというデメリットがあります。
そのため、不動産小口化商品を購入するにあたっては、原則として自己資金での投資となります。

3.元本・賃料収入の保証ナシ

不動産小口化商品は、組合もしくは共同事業としてある一つの不動産を購入して、運用による利益や売却時の利益を投資した者で分配しようという仕組みです。

なので、一般的な実物不動産投資と同様、投資対象物件の入居者がなかなか決まらず空室が続くと賃料収入は減りますし、時間の経過等により不動産価値が下がり売却時に元本割れするリスクを含むものです。
そして、このリスクの保証はありません。

これは実物不動産投資のみならずREIT(不動産投資信託)も同じように抱えているデメリットで、不動産小口化商品に限ったデメリットではありません。

 


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