「人は変化を嫌う生き物」といいますが・・・

美味しいお弁当屋さんがあります。

しかも、いろんな種類のお弁当を揃えています。

なので初めてそのお弁当屋さんに行ったときは「どれにしようか?」と、かなりの時間を費やしました。

 

さて、何度かそのお弁当屋さんを利用していると、買い求めるお弁当がいつもと同じものになりがちです。

いつもと違うお弁当を買い求める"冒険"をして、その結果「自分の口に合わない(美味しくない)」ものだったら悲しいですから・・・

 

そう!

人って本能で変化を恐れる生き物なんだそうです。

 

まだ狩猟で生活していた大昔、自分たちが住んでいる土地を離れて未開の地に行くことには大きなリスクがありました。

そこにはどんな危険が潜んでいるのかわかりませんし、命の危険もあったはずです。

そのため、私たちの祖先は極力「現状維持」を望み、長い間そうして暮らしてきたわけで、私たちの遺伝子にはその記憶が残っているわけです。

 

仕事を過去の延長でやってることはないですか?

決して現状に満足していないのに、「また今度考えよう」とズルズル先送りすることはないですか?

 

私はあります(笑

 

「現状を変えること」は「変化を起こすこと」

そこには失敗のリスクが伴います。

状況が今よりも悪くなる可能性もあります。

だから現状維持を選択すればそうしたリスクを負うことはありません。

 

でも、この現状維持の選択が間違った意思決定の場合もあります。

明らかに現状が悪くて、変化が必要でやった方が良くなると判明しているときです。

周囲から見たら明らかに現状を変えた方がメリットが大きいのに、だれにも相談せずに自分で物事を選択するときは「現状維持」してしまいがちです。

 

これでは、いわゆる「茹でカエル」状態になってしまいます。

ジワジワと水温が上がってるのにそこから飛び出ようとせず、そのまま茹で上がってしまい生命を落とすわけです。

 

このような間違った選択をしないようにするにはどうしたらいいのか?

まず大事なことは「人は現状維持を過度に選択する生き物」という認識を持つことでしょうね。

そして、大事に局面では「感情的」なことは取り除いて、「論理的」にリターンとリスクを検討することが必要ということになります。

 

例えば、不動産投資をしたいと考えていても

「なんで不動産投資なん?(⇔ そりゃ安定してる"投資の王道"やからやん!)」
「リターンは安定してんの?(⇔ 不安定なリスクも込みが"投資"やん!)」
「景気が良くなってからでえぇやん!(⇔ 景気よぉなったら不動産の価格自体も上がって買われへんで!)」

と、もう一人の自分とケンカしながら、"それらしい理由"をつけて自分自身を納得させてませんか?

 

自信をもって"論理的"に検証してみた結果、やっぱり不動産投資を先送りするとするならそれでいいと思います。

でも、「餅は餅屋」ではないですが、不動産投資のことは専門家である不動産実務のプロの意見をきいてから判断するのが"論理的"ではないかと思います。

例えば、不動産のプロ「不動産鑑定士」が所属する法人はどうでしょう?

  

不動産鑑定士は基本として「中立の立場」であることが求められています。

自分自身に対してははもちろん、利害関係を持った人や組織に対して偏った意見や判断をすることはなく、ある特定の不動産に関係する(所有する・賃貸借する・管理する等)ことでどのような「どのようなメリットがあるのか?そして、どのようなデメリットがあるのか?」を中立の立場で説明することが求められるからです。

だから、相談したからといって"忖度(そんたく)"する必要はないわけですし、失うものもないわけです。

 

歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏はこう言ってます。

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今後数十年はストレスに満ちた時代になる。
人間が適応できる唯一の方法は生涯を通じて学び続け、繰り返し自己改革することだ。

そのためには、既成概念を取り払い、未知への挑戦をしなければならない。
成功体験に縛られず、失敗を覚悟すべきだ。
自分の個性をも変える必要がある。

変化し続けるには、精神的なバランスを維持しつつ、混乱や失敗を恐れずに未知のことに慣れ親しむことが求められるだろう。
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「何が何でも変化しようぜ!現状を変えようぜ!」
「不動産投資をしようぜ!」

そのようなことを言ってるわけではありません。

 

「茹でカエルになりたくないなら、失敗をも覚悟して未知のことを取り入れるのが大事」ではないかと言いたいだけです。

 

ということで、いつもと違うお弁当を選んでみます・・・

 

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